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兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

二十四節気「白露」七十二候「草露白(くさのつゆしろし)鶺鴒鳴(せきれいなく)玄鳥去(つばめさる)」

約6分
二十四節気「白露」七十二候「草露白(くさのつゆしろし)鶺鴒鳴(せきれいなく)玄鳥去(つばめさる)」

9月になりました。日の出が遅くなった来たので、朝の散歩の時間を少しずらすことで、周りの見える景色も少し変わってきましたが、まだまだ暑さが続いています。2024年9月、少し加筆しましたので改めて掲載します。

二十四節気「白露」

白露(はくろ)」は野の草に露が宿って白く見え、秋の趣が感じられる頃という意味です。9月上旬の白露(はくろ)を過ぎると日中はまだ残暑で真夏のような暑さでも、夜が長くなるにつれて朝晩は次第に涼しくなります。
秋に露が多く見られるのは、一日の中の気温の差が大きく、日中の湿った空気が夜間に冷やされることによって夜露や朝露が発生しやすいためです。

七十二候七十二候「草露白(くさのつゆしろし)鶺鴒鳴(せきれいなく)玄鳥去(つばめさる)」

初候 草露白(くさのつゆしろし)2024年9月7日~11日

草露白(くさのつゆしろし)とは、草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃。夏から秋への変わり目です。「露が降りると晴れ」という言葉があり、高気圧に覆われて晴れの天気が続くことを伝えてくれます。
夏の暑い風から秋の涼しい風に変わるころ、草に降りた露が白く光るころをいいます。

次候 鶺鴒鳴(せきれいなく)2024年9月12日~16日

鶺鴒鳴(せきれいなく)とは、鶺鴒が鳴きはじめる頃。鶺鴒(せきれい)は神話「日本書紀」に、イザナギとイザナミが愛を交わす際に、倣ったのが鶺鴒とされています。そこから「恋教え鳥」とも言われています。

末候 玄鳥去(つばめさる)2024年9月17日~21日

玄鳥去(つばめさる)とは、暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが、再び日本から暖かい南へと帰っていく頃。また来年の春先には戻ってくるので、しばしのお別れです。

「白露」の時期のおススメの食材

  • さつまいも
    ほっこりと甘いさつまいもは、ビタミンCや食物繊維など栄養も豊富。 血糖値の上昇を緩やかにする効果や、酸化による老化を防ぐ効果もあるそうです。 皮の下にアクが多く、皮つきの場合は水に浸けてから調理しますが 長く浸けるとビタミンCが流出してしまうので気をつけましょう。 皮ごと食べることによって、栄養価を無駄なくとることができ、胸やけも防げるとか。
  • ナス
    体を冷やす効果があるナスは、代表的な夏野菜。皮の部分の紫紺色には、ナスニンと言うポリフェノールの一種が含まれており、強い抗酸化力を持って体内の活性酸素を除去し、疲労回復につながりす。
  • かぼちゃ
    かぼちゃも夏野菜の一種でありながら、ハロウィンなどの影響もあり、秋の野菜としても有名です。かぼちゃには、免疫力を高めるβカロチンやむくみを防止するカリウム、アンチエイジング効果を発揮するビタミンCやEなどが豊富に含まれています。かぼちゃは煮ても良し焼いても良し、そしてスープにしてもおいしくいただけます。
  • 里芋
    気温が低くなる夜には、温かい里芋の煮物がおいしいですね。里芋も、このシーズンに旬を迎える野菜で、むくみを防止するカリウムを多く含んでいたり、コレステロールの生成を抑制したりする効果を持っています。子芋里芋は冬場のお汁ものにはよく使う具材です
  • しまあじ
    秋の代表的な魚はさんまですが、実はしまあじもこのシーズンに美味しい魚のひとつです。さんまと同じく、DHAやEPAをたくさん含んでいるので、血流を促進することで疲労回復度をアップさせたり、脳の働きも良くしたり健康維持につながります。
  • あわび
    さんまやしまあじのような魚だけではなく、貝類のあわびも旬を迎えます。あわびには、健康維持に欠かせないアミノ酸がたくさん含まれており、高タンパクで低カロリーな食材です。

「白露」の時期のおススメの季節の花


  • 菊といえば仏花のイメージが強く、切り花としては一年中出回っていますが、重陽の節句にもある通り日本の秋を代表する花のひとつ。菊が仏花として定着した理由としては、その高貴な香りが邪気を払うと考えられたことに加えて長持ちする点が挙げられます。最近は、かわいいポンポン菊などもありますので花屋さんものぞいてみてくださいね。
    9月9日は「重陽の節句」この節句には菊の花が関わりがあるので、番外編で書いてますので見てくださいね。
  • 秋の七草 
    萩、すすき、葛、なでしこ、おみなえし、藤袴、桔梗
  • 彼岸花
    根のところには  リコリンという毒があります。この毒は水で何回もさらせばとれるので昔の人はこの根の部分からデンプンをとって  飢饉の際の食料としたそうです。 お彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多いが、これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぎ、彼岸花の根茎は強いので田んぼのあぜ部分に植えてあぜの作りを強くするためとかとも言われている。
    別名「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)意味は「天上に咲く花」。「おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくる」という、仏教の経典により
  • 千日紅
    百日紅(さるすべり)よりも開花時期が長いことから千日紅と名付けられました。秋のお彼岸の供え物として重宝されています。

番外編 

九月九日は重陽の節句、別名菊の節句とも言われます。最近は、菊の花たくさんの種類が出ています。この時期になると、お花のもちも良いので、お部屋に飾ってみるのもいいでしょう。

古代中国では、九月九日は陰陽思想で奇数が陽でめでたい数字とされ、陽の数字で最も大きい9が重なることから重陽(ちょうよう)と呼び、大変めでたい日として菊の花を飾り、菊酒を飲んでいました。

日本では平安時代から菊酒を飲み長寿を祈る「観菊会」が行われ、また、「お九日」(おくんち)と呼び、各地で秋祭りが行われました。
また、菊の花に真綿をかぶせ、菊の香りと朝露を含んだ真綿で肌を拭く「被綿」と言うならわしは、老いを取り除いてくれると平安時代の女性たちが夢中になったそうです。いつの世の女性もアンチエイジングに興味があったんですね。

日本酒に食用菊の花びらを散らすだけで菊酒が出来上がります。菊酒は長寿も縁起物で、邪気を払うと言う菊のかおりにはリラックス効果もあります。ほかにも菊の花は、疲れ目、かすみ目、ドライアイなどに効く他、吹き出物や便秘の解消効果もあるそうです。

この季節ならではの食用菊を使って、ホウレン草などとおひたしなどにして食卓に出してみてはいかがでしょうか。
そんな食用菊の中でも「もってのほか」という名前で知られている山形の名産菊は、「延命楽(えんめいらく)」と言う名の種類で、なぜ「もってのほか」と言う名前になったのかは「天皇家の家紋を食べるとは、どういうこうか」って役人に問いただされたときに「天皇家の家紋を食べるなんて、もってのほかです」「これは菊じゃなくて、もってのほかという植物です」って言ったのが名前の由来なんだとか。諸説あるようです・・・

最後に

まだまだ日によっては暑い日がもうしばらく続くだろうと思います、なので少し涼しくなったっらやることをリスト化しておきましょう。これは一つの例ですが、衣替えに合わし「片付けていく場所・どのぐらいの時間で片付ける」と決めておくと動きも時間も無駄がなくなります。やみくもに片付けを始めると終わりが見えなくて、結局散らかした状態のままになってしまったりします。

片付けの話になりましたが、今の子供たちは学校で片付けについて習ったりしていますが、昭和平成初期の頃の人は片付けの仕方を学校では習ってないので、片付け本・インスタなどのSNSを参考に片づけているのではないでしょうか?でもなぜかスッキリ片づかないと思われたら、片付けのプロにご相談ください。

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