ここっちライフ

兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

二十四節気「立春」七十二候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)黄鶯睍睆(うぐいすなく)魚上氷(うおこおりをいずる)」

約3分
二十四節気「立春」七十二候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)黄鶯睍睆(うぐいすなく)魚上氷(うおこおりをいずる)」

新年から大きな出来事が起き、いつも以上に早く感じた1か月でした。季節も移り変わってきます。

立春をむかえるとよく耳にするのが「春告○○」。先ずは「春告草」草と言っても草ではなく季節の花でもある梅。次に、「梅に鶯」で鶯(うぐいす)は「春告鳥」。

2024年2月少し加筆しましたので改めて掲載します。

二十四節気「立春」

立春は、春の兆しがみえ始める頃。そのため、「立春を迎え、暦の上では春となりました」といったフレーズをよく見聞きすることが多いと思います。

2025年の「立春」は、2月3日なります。なぜずれるかは、地球が太陽を一周する時間が365日ではなく、その誤差が毎年少しづつずれていくからだといわれています。

二十四節気とは、春夏秋冬を6つに分けることで、1年を二十四に等分し、それぞれの季節に名がつけられています。
季節の訪れを一歩先んじて察知することができ、農耕作業をすすめるためには今も欠かすことのできない暦です。

七十二候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)黄鶯睍睆(うぐいすなく)魚上氷(うおこおりをいずる)」

七十二候とは、二十四節気の一気(約15日)を約5日ごとに初候、次候、末候と3等分し、1年を七十二に分けたものをいいます。

それぞれの季節に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現していて、季節を5日と短く区切ることで季節の移ろいを詳細に示しています。

初候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」2024年2月4日~8日

東風解凍(はるかぜこおりをとく)とは、東から暖かい春の風が吹き始め、冬の間張りつめていた氷を少しずつ解かし始める頃。いよいよ春の暖かい足音が聞こえ始めます。
まだまだ、大寒を過ぎたばかりで朝晩の冷え込みは真冬並みですが、この頃から少しづつ日中の日差しで家の中がホッとする暖かさを感じます。

次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」2024年2月9日~13日

黄鶯睍睆(うぐいすなく)とは、「ホーホケキョ」と、鶯が馴染みのある美しい鳴き声を響かせて春の到来を告げる頃。その年の一番初めに聞く鶯の声を「初音(はつね)」といいます。

末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」2024年2月14日~18日

魚上氷(うおこおりをいずる)とは、春の暖かさで湖や川の氷が割れ、氷下で泳いでいた魚が割れた氷の間から跳ね上がる頃。水温が上がり始めると、浅瀬に移動してきた魚がゆらゆら泳ぐ姿がよく見え始めます。

「立春」の時期のおススメの食材

  • 鰊(にしん)
    「春告魚」と呼ばれ、春になると産卵のために北海道に大群が押し寄せるといわれます。また、鰊(にしん)の卵である「数の子」は子孫繁栄の縁起物としておせち料理にもはいていますよね。
  • せり
    体の余分な熱を冷まして水の代謝を促すので、ほてりの改善になります。
  • ふきのとう
    胃腸に働いて消化を促す作用があります。

*ほろ苦いふきのとうは、さっくり天ぷらがおススメです。また、苦みは体内の不要物を排出させる働きもあります。

手前:せりのサラダ 奥:せりのおにぎり
  • 立春生菓子
    立春の朝に作ってその日のうちに食べる「立春生菓子」、春告鳥と呼ばれる鶯の形に似せた鶯餅や桜餅といった春を感じる生菓子があります。また「立春大福」という名で、滋養強壮にいい素材などをつかった餅菓子をこの時期のみつくる和菓子屋さんもあります。

「立春」の時期のおススメの季節の花


  • 「春告草」ででてきた春の訪れをいち早く知らせる梅の花。
  • 椿
  • マンサク
    冬の野山にいち早く春の音連れを告げるように咲く黄色い日もの絡んだような花をつけます。
マンサクの花
マンサクの花

最後に

立春をむかえ、陽の気が強くなってきて活動しやすくなります。その反面、ちょうど生活環境が変わってメンタルや体調を崩しそうになったりしたときは、ご飯と味噌汁を基本食とすることをおススメします。

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