ここっちライフ

兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

二十四節気「雨水」七十二候土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)霞始靆(かすみはじめてたなびく)草木萠動(そうもくめばえいずる)

約4分
二十四節気「雨水」七十二候土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)霞始靆(かすみはじめてたなびく)草木萠動(そうもくめばえいずる)

二十四節気「雨水」

雨水(うすい)は、「二十四節気」の2番目の節気。立春から2週間過ぎて「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味。
雪解け水が田畑を潤し草木も芽吹きはじめ、春がそこまで来ていることを感じられるようになります。昔から雨水は農作業の準備を始める目安とされています。

旬の食材

明日葉
今日積んでも明日には新しい葉を出すことから「明日葉」と言う名前になったとか。
明日葉は冬の間に凝り固まった体の不調や胃もたれ、むくみなどの改善もしてくれます。
鯥(むつ)
白身魚で身は柔らかく脂がのっており、刺身や甘辛たれの煮つけなども定番。
蛤(はまぐり)
蛤は二枚の対の貝殻としか合わないため、夫婦和合や幸せな結婚の意味を込めてお雛祭りの縁起物として食されます。
ホウボウ
角ばった大きな頭が特徴。エサを探すときに海底を這うように動く「這う魚」が名前の由来ともいわれています。この時期は脂がのっておいしいです。

季節の花

桃の花
お雛飾りの時期には欠かせない季節のお花。
つぼみがほころび始めたプックリした桃の花を見ると心もほっこりしますよね。
菜の花
菜の花には観賞用と食用のものもがあります。
食用の物には良質なタンパク質を含んでいて炒め物などに適した食材です。気持ちをやわらげる効果もあると言われています。
クリスマスローズ
この時期に咲くこぢんまりと可愛く咲く花です。鉢植えでも地植えでも楽しめます。

七十二候

初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」2022年2月19日~23日
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)とは、冷たい雪が少し暖かい春の雨に代わり、大地に潤いをあたえる頃。寒さもゆるみ、眠っていた動物も目を覚ましはじめます。「脉」は「脈」の異体字。
次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」2022年2月24日~28日
霞始靆(かすみはじめてたなびく)とは、霧やもやのため、遠くの山や景色がほのかに現れては消えし、趣ある風景になる頃。春に出る霧を霞(かすみ)と呼び、夜の霞は朧(おぼろ)と呼ばれます。昔、懐かしい「朧月夜」と言う歌はこの時期のことかな。
末候「草木萠動(そうもくめばえいずる)」2022年3月1日~4日
草木萠動(そうもくめばえいずる)とは、ほんのりと薄緑に色づく草花が芽吹き始める頃。やわらかい春の日差しの中、木々の芽はふくらみ、地面からは草の芽を出し、新しい命が生まれます。

最後に

「お雛様はいつから飾るの?」とよく困っている方がいます。何を隠そう私もそうでした。そこで色々調べてみたところ、3月3日の桃の節句は、雛人形を飾って子どもの健やかな成長を祈るお祝いなので、特に「いつから飾る」という明確なルールはないようです。
ただ、一般的には立春から2月中旬くらいまでに飾るのがよいと言われています。お正月飾りと一緒で前日(3月2日)に飾る「一夜飾り」は避けるほうがいいと言われています。

ついつい出しそびれてしまう人は「雨水」に出すのをおすすめ。「雨水」に雛人形を飾ると、良縁に恵まれると言われています。それは、雛祭りが水に関係する行事宝です。雛人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、水が豊かになる雨水に雛人形を飾り始めると良縁がもたらされると考えたからだそうです。

お雛祭りで春を感じることができたところで、冬の間縮こまっていた体を少しずつ緩めていくのに、大きく背伸びをしながら大きく深呼吸をして、もっと春を感じてみてください。

50代からの快適lifeアドバイザー|春風ほの香


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