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二十四節気「小満」蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)紅花栄(べにばなさかう)麦秋至(むぎのときいたる)

約4分
二十四節気「小満」蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)紅花栄(べにばなさかう)麦秋至(むぎのときいたる)

本格的な梅雨入りを前のぐずついた空模様が続き「走り梅雨」と呼ばれる天候の頃ですが、今年の梅雨入りはいつごろになるでしょうね。

二十四節気「小満(しょうまん)」

立夏から数えて15日目、「陽気盛んにして万物しだいに長じて満つる」という意味で、木々が若葉に覆われ青々しく万物の成長する頃で、やや汗ばむような陽気と言えます。また、秋にまいた麦の穂が実りはじめ、ほっとひと安心(少し満足)と言う意味もあります。
この頃には、関東や関西でも真夏日になることもあり、本格的な梅雨を予感させる走り梅雨のシーズンでもあります。

旬の食材

えんどうまめ
えんどう豆は食べる状態や収穫時期によって呼び名が変わります。
えんどうまめ、完全に熟して豆として収穫できる状態のもの。グリーンピース、まだ若いさやで中の豆がある程度膨らんでいる状態のもの。さやえんどう、名前の通りまだ若いさやの状態のもの。
最近では1年を通して手に入る野菜ではありますが、旬を迎えるこの時期の豆の甘さやおいしさを楽しみましょう。。

「えんどうまめ」の選ぶポイントはさやの色がみずみずしい緑色のものがいいです。たくさん買ったら時は、固めに塩ゆでして冷凍することをおススメします。
「冷凍のえんどうまめ」は食べる前に、流水か電子レンジ・自然解凍してください。ほかにも、「きぬさや」「スナップえんどう」などもあります。

サクランボ
この時期に旬を迎える、おススメの果物にサクランボがあります。特に人気の高い品種の「佐藤錦」が出回るのは5月後半くらいからです。サクランボは追熟しない果物なので、一番おいしいタイミングで収穫され、数日で傷んでしまうので、購入後は新鮮なうちにいただきましょう。

びわ
実の形が楽器の琵琶に似ていることからこの名前になったとか。びわの木は大薬王樹といも言われ、葉を乾燥させ煎じるびわ茶。びわ茶は免疫力を高める効果があると言われています。

季節の花

バラ
ゴールデンウイークのころから咲き始め、ちょうど小満の頃が一番の見頃になりますね。散歩をしていてもお庭に咲くバラを拝見することができます。お近くにバラ園があれば足を運んでみてはいかがでしょう。バラの香りに癒されますよ。

紅花(べにばな)
紅花が実際に咲き始めるのは6月ごろ。紅花は、先始めのころは鮮やかな黄色、成長すると徐々に赤味が増してきます。花を発酵、乾燥させて染料を作ります。紅花には、体を温める効果があるようです。また、紅花オイルとか紅花を使った食品もいろいろありますね。
山形県が紅花で有名です。

七十二候

初候 2022年5月21日~25日
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)とは、蚕が食べる桑の葉がたくさん茂る頃で、蚕はいっぱい食べて成長します。蚕が紡いだ繭が美しい絹となり、人々の暮らしを支えていたため、「おかいこさま」と敬称をつけて呼ぶ地方もありました。
蚕は古来より家畜化されたたため、野生には生息していなく、自分では餌を探すこともできません。はねはあるものの飛んで逃げだすことはできなくなりました。またこの時期に、関東では浅草の三社祭(5月第3金曜日から日曜日にかけて行われる)が有名です。

次候 2022年5月26日~30日
紅花栄(べにばなさかう)とは、紅花の花が満開に咲きほこる頃。紅花は古代エジプト時代から染料や口紅として利用されていました。他には食用の油として、花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。

末候 2022年5月31日~6月5日
麦秋至(むぎのときいたる)とは、麦が熟し、たっぷりと金色の穂がたわわに実り始める頃。百穀が成熟する、麦にとっての「秋」です。この時期に強く吹く風の事を「麦嵐(むぎあらし)」と呼び、黄金色に実った麦の穂をなびかせながら吹き渡る様子が想像できます。またその頃に降る雨を「麦雨(ばくう)」と呼びます。

最後に

2021年は、例年よりかなり早く梅雨入りしましたが2022年ももうすぐ梅雨入りするのかな?雨降りが続くと気分がのらなかったりします。そういう時は部屋に花を飾ったり「雨音」を楽しみながら読書もいいかもしれません。

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