ここっちライフ

兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

二十四節気「処暑」七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)天地始粛(てんちはじめてさむし)禾乃登(こくものすなわちみのる)」

約8分
二十四節気「処暑」七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)天地始粛(てんちはじめてさむし)禾乃登(こくものすなわちみのる)」

2024年酷暑が続き、ひとたび雨が降ると災害級の降り方をしますが、雨が降った後は少しだけ気温が下がるので季節が動いてるなと感じます。2024年8月、少し加筆しましたので改めて掲載します。

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二十四節気「処暑」

「処」は落ち着くという意味があり、「処暑」は、暑さが落ち着き始める頃で、まだまだ厳しい残暑の日があります。残暑は、立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日頃)までの間の暑さを言います。
本州などでは8月も下旬となると熱帯夜から開放される日も多くなり、内陸部では朝方に露の降りることもしばしばあります。また、秋の虫の音色でより一層秋の気配を感じられるようになり、朝夕は少し涼しさも感じられるようになります。
夜には心地よい虫の声が聞こえる秋の気配が漂ってきますが、今年のこの暑さではちょっとまだかもしれませんね。

七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)天地始粛(てんちはじめてさむし)禾乃登(こくものすなわちみのる)」

初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)2024年8月22日~27日

綿柎開(わたのはなしべひらく)とは、綿を包む柎が開き始める頃。柎(はなしべ)とは花の萼(がく)のこと。柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛をほぐし、綿の糸を紡ぎます。
綿花をまとう種子からは綿実油が取れ、食用油としても用いられています。

次候 天地始粛(てんちはじめてさむし)2024年8月28日~9月1日

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)とは、ようやく暑さが収まり始める頃。天気図には秋雨前線が登場、冷たい空気とともに秋を運んできます。暑さの苦手な私にとって、楽しみにしていた秋の到来です。去りゆく夏は寂しい気持ちにもなりますが、こうやって新しい季節を迎えることが出来ることに感謝をしなくてはと思います。しかし、日中はまだまだ暑く、水分補給が欠かせません。気温差が大きくなるため体調を崩しやすくなるので注意しましょう。

末候 禾乃登(こくものすなわちみのる)2024年9月2日~7日

禾乃登(こくものすなわちみのる)とは、田に稲が実り、稲穂が色づきついてくる頃。稲穂はこぼれるように垂らして揺れています。「禾(のぎ)」とは、稲や麦などの穂先にあるトゲトゲのような毛のこと、麦や粟(あわ)などの穀物の総称でもあります。収穫の日に向けて、稲穂が日に日に色づき風に吹かれ、さわさわとゆれる稲穂を見て虫の声が聞こえてくると、なんだか落ち着くのは私だけでしょうか。

「処暑」の時期のおススメ食材

  • スダチ・カボス
    スダチは徳島県の特産。特徴は、ゴルフボール大の大きさで、ライムのような酸味のある香りがします。カボスは大分県の特産。特徴は、スダチよりも大きいテニスボールくらいの大きさ。爽やかな酸味があります。どちらも、これからの時季に美味しいサンマや焼き魚にかけて食べると美味しいですね。
    スダチやカボスの果汁に含まれるクエン酸には、疲労回復や食欲増進、ミネラルの吸収を促す効果が期待できるので、夏の疲れが蓄積しているこの時期、ぜひ取り入れてみてくださいね。(炭酸水で割るとさっぱりしておいしいですよ)

  • 果物の中では体を潤す梨がおすすめです。肺を潤して熱をとり、のどの痛みや乾きをとる作用があり、さらに美肌効果も期待できます。
  • サンマ
    一年の中でもっとも脂がのった初秋の秋刀魚は、胃腸の働きを高めて夏の疲労を取り去る働きがあり、FPAやDHAがたっぷり含まれた秋刀魚にはストレス解消効果もあります。
    しかし、サンマの不漁が続きいつしか高級魚になってますね。
  • いちじく
    いちじくは発酵食品と一緒に食べるのがおススメです。ヨーグルトやチーズに含まれている乳酸菌といちじくの食物繊維を一緒に食べることで、腸内環境を整える働きが期待できます。

「処暑」の時期のおススメの季節の花

  • ニラの花
    初秋の頃に咲く白くかわいい小さな花です。
    この時期、我が家の庭にはたくさんのニラの花が咲きます。(種が飛んで勝手に増えてます)
  • 白粉花
    花が終わって黒い実が着きますが、その丸い種を割ると白い粉が出てきます。江戸時代にはこれを白粉の代用にしていたこともあったとか。夕方近く日なって咲く花なので、別名「夕化粧」とも呼ばれています
  • 秋明菊(シュウメイギク
    古い時代に中国から伝来したと言われています。コスモスによく似ています。
秋明菊の花

最後に

気を付けておかないといけないのが「夏の疲れ」
特に暑すぎて冷たいものを飲んだり食べたりしているので、そろそろ少し暖かいものを口にしましょう。朝起きたらコップ一杯の水を重湯に変えたりするのもいいです。

食事の時も、お味噌汁をプラスしていきます。私は、マグカップに一人分作って飲んでいます。

また、これからの時期は台風が多く発生するとも言われています。二十四節気の「立春」から数えて二百十日目に当たる日は、台風がよく日本に上陸しています。ここ数年台風の被害も大きいので災害袋などは見直しておきましょう。備蓄用の食料品も普段食べなれたものを用意しておけば、賞味期限が切れる頃に普通に食卓に出して新しいものと買い替えがしやすいですね。

食品のストックも持ちすぎると無駄が発生しますのでローリングストックについて知りたい方は農林水産省「ローリングストックについて知りたい方へ」を参考にしてみてください。

それから、最近ペットを飼われている方も多いですので、飼っているペットの非難や食事のことも考えておきましょう。

開運ライフアドバイザー|春風ほの香

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