ここっちライフ

兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

二十四節気「清明」七十二候「玄鳥至(つばめきたる)鴻雁北(こうがんかえる)虹始見(にじはじめてあらわる)」

約4分
二十四節気「清明」七十二候「玄鳥至(つばめきたる)鴻雁北(こうがんかえる)虹始見(にじはじめてあらわる)」

木々の緑も目に優しく、空を見上げるのがうれしくなる季節。ツバメの姿もちらほら見かけるようになりました。今年は、ちょうど入学式の頃に桜がきれいに咲きそうです。
2024年4月、少し加筆しましたので改めて掲載します。

二十四節気「清明」

清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という言葉を訳したものです。
花が咲き、空は青く澄み渡り、すべてのものが春の息吹を感じる頃。各地ではお花見シーズンを迎えます。

「清明」は中国や沖縄では大切な行事の日とされており、「清明節」「清明祭」と呼ばれ、先祖のお墓を掃除して供養をする、お盆のような行事を行います。

七十二候「玄鳥至(つばめきたる)鴻雁北(こうがんかえる)虹始見(にじはじめてあらわる)」

初候 玄鳥至(つばめきたる)2024年4月4日~8日

玄鳥至(つばめきたる)とは冬の間、暖かい南で過ごしていたツバメが海を渡って、日本にやってくる頃。軒先を見上げると、ツバメの巣を見つけることが出来るかもしれません。毎年ツバメが巣を作った家は「ツバメの巣は幸せを訪れる」「商売繁盛する」とか、「家が繁栄する」と言われ人に縁起をもたらす鳥とされています。なぜなら、外敵から身を守るために人の出入りがある場所に巣を作るからです。なので、ツバメが軒下などに巣を作ったら、温かく見守ってあげてくださいね。
またツバメの飛来は、本格的な春と農耕シーズンの知らせにもなります。

次候 鴻雁北(こうがんかえる)2022年4月9日~13日

鴻雁北(こうがんかえる)とは、ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北へと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。

末候 虹始見(にじはじめてあらわる)」2022年4月14日~18日

虹始見(にじはじめてあらわる)とは、春の雨上がりに、きれいな虹が見られ始める頃。これからの季節は夏にかけて大気の状態が不安定な日があり、夕立が多くなります。虹が「虫(むしへん)」なのは、空にかかる虹を昔の人は「空に現れる大蛇」と見立て「工」は「天と地をつなぐ」といった意味の文字を組合せてできたと言われています。

「清明」の時期のおススメ食材

  • 新じゃがいも
    新じゃがいもは、秋のじゃがいもと比べて葉や茎がまだ青い状態の時に収穫し保存され、少し小ぶりで鮮やかな色をしています。皮が柔らかく、水々しいのが特徴です。
  • サザエ
    サザエは春から夏が産卵期になるので、春から初夏が旬と言われています。また、サザエの「ササ」は小さい、「エ」が家のことでサザエは「小さい家」といわれがあります。

  • この時期の鯛は小鯛です。本鯛の稚魚で淡い色合いが桜の花びらのようにきれいなことから「桜鯛」とも呼ばれています。
  • 桜エビ(3月~5月)
    きれいなピンク色の桜エビは、春の食材にピッタリ
  • ホタルイカ(旬は1月~5月)
    ホタルイカは、体がホタルのように光ることから名付けられました。おすすめは、酢味噌和えがおいしいですね。

「清明」の時期のおススメの季節の花

  • アネモネ
    1つの花茎に赤、ピンク、紫、白などの大きな花を咲かせます。また1輪でも存在感のある花です。アネモネとはギリシャ語で「風」を表し、花言葉は「はかない恋」です。
  • 木蓮 
    中国原産ですが日本に古くから伝わっており、古くは平安時代の書物にもその名が登場します。

公園やおうちの庭先などにも、色とりどりのチューリップが花盛り、もうすぐモッコウバラも咲き始めそうな感じです。

木蓮の花
紫木蓮

最後に

今年は、桜が満開の頃に入学式や新学期が始まりますね。

この「清明」の時期は、陽の気が高まることで睡眠や胃腸のトラブルが起こりやすいタイミングです。
また、新年度が始まり環境の変化についていけず、気のめぐりが悪くなる状態になることもあります。イライラしたり、気分が塞いでしまったりメンタルの不調を感じたら、グレープフルーツのさわやかな香りで気分をリフレッシュしてはいかがでしょう。

開運発酵料理とお片づけアドバイザー|春風ほの香

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