2023年12月に入りましたが「冬」を感じさせないお天気が続いています。暦では寒さもだんだん厳しくなり、雪が多くなるころなのに・・・
この記事は2023年12月に新たに加筆しています。
二十四節気「大雪(たいせつ)」
大雪には雪が激しく降り始めるころという意味があり、陽はさらに短くなり寒さが増し、冬が深まっていく頃。
大雪のころになると、西高東低の冬型の気圧配置の日が多く現れるようになります。西高東低の冬型の気圧配置になると、日本付近の上空にも強い寒気が南下するようになり、日本海側の山沿いや平野部でも雪が降ったり、各地で池や川に氷が張ったりします。
七十二候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)熊蟄穴(くまあなにこもる)鱖魚群(さけのうおむらがる)」
初候 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)2023年12月7日~11日
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)とは、天地の陽気が塞がれ、冬がおとずれる頃。空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめています。
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)はふゆごもりの合図でもあり、家の中で快適に過ごすために何かちょっと工夫してみたり、家の中でできることを楽しんでみましょう。
次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)2023年12月13日~16日
熊蟄穴(くまあなにこもる)とは、熊が穴ごもりをする頃、熊も春になるまで、穴の中で過ごします。
もちろん熊だけではなく、ほかの動物たち(コウモリやリスやネズミなど)が冬眠に入る準備をします。
末候 鱖魚群(さけのうおむらがる)2022年12月17日~21日
鱖魚群(さけのうおむらがる)とは、鮭が産卵のために川を遡上する頃。
川の上流で生まれた稚魚は、海へ出ていき数年かけて大きく成長したのち産卵のために自分の生まれた川へと戻ります。この頃、迫力のある遡上を見ることができます。
鮭は、昔から災いをさけるとされ、いくらは子孫繁栄の象徴と考えられてきました。そのため鮭が獲れる地域ではお正月の縁起物として食べたり、贈り物にしています。
西日本では、鮭の代わりに出世魚の鰤(ぶり)が縁起物としてお正月に食べられます。
「大雪」の時期におススメの食材
里芋
- 「親芋」の周りに「子芋」「孫芋」がたくさん付くので「子孫繁栄」の縁起物としておせち料理にも登場します
- 水分以外はほとんどがでんぷん、そしてカリウム、食物繊維が豊富で加熱すると消化吸収しやすい
- 触ってフカフカする感じは傷んでる証拠
- 下ごしらえの仕方で、塩もみや米ぬかや米のとぎ汁で下ゆでをしてぬめりを洗い流す(各家庭での仕方があると思います)
- 出荷は10月~12月がピーク
【栄養】
・カリウム・食物繊維が豊富
・カリウムには体内の過剰な水分を排泄する効果がありむくみの予防に良い
「大雪」の時期におススメの季節の花
ポインセチア
12月に入ってよく見かけるようになる「ポインセチア」
赤や白などに色づいた部分はよく花と間違えられがちですが、これは苞(ほう)と呼ばれ、本当の花のまわりにつくられます。
野生種は耐寒性がありますが、園芸品種は寒さに弱いので、最低温度10℃以上で管理しましょう。
シンビジュウム
シンビジウムは、東南アジアから日本にかけて自生する原種を交雑育種してできた洋ランです。
洋ランとしてはたいへん丈夫で、寒さにも強く、明るい日ざしに当てるようにすれば、よく育ち花を咲かせます。
株の根元には丸く大きくふくらんだバルブと呼ばれる茎の変形した部分があり、ここに養分や水分をためて生育します。
葉は大きく伸び、品種により直立したものや、やわらかく垂れた形状のものもあります。
また、多くは花茎を直立からアーチ状にして開花しますが、最近は下垂性といって、下向きに垂れて咲く種類もふえています。
最後に
暖房を使うようになり、空気も乾燥するので加湿器などを利用していると思いますが、気を付けてほしいことがあります
それは「結露」!
結露をほおっておくとカビが発生したりしますので、結露の処理はしっかりしましょう。
それから、寒い時期になると温かい飲み物を飲むと思いますが、今年は一度「甘酒」を飲んでみませんか?
甘酒も米麹で作ったものをおススメします。豆乳で割ってほんの少しだけ塩を入れて飲むと美味しいですよ。
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2024年1月17日(水)AM10:00~12:00 オンライン
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