近くの田んぼもだいぶん田植えが終わり、見るたびに稲の長さが伸びているように思います。2024年、雨が降り出すと大雨になりそうなので、雨対策も見直す必要がありそうです。2024年6月、少し加筆しましたので改めて掲載します。
二十四節気「芒種」
「芒種」は、芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから言われています。(実際の種まきは、これよりも早い時季に行われます)
*芒(のぎ)とは、米や麦などイネ科の植物で、花の外側についている針のような突起のことです。「禾」とも書きます。ちょうどこの時期は、田植えの目安とされ、農家が忙しくなる時期でもあります。
次第に梅雨めいて五月雨(さみだれ)の季節に入り、高温多湿の気候になるので、体調や食材の管理には十分気をつけましょう。
七十二候「蟷螂生(かまきりしょうず)腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)梅子黄(うめのみきばむ)」
初候 蟷螂生(かまきりしょうず)2024年6月5日~9日
蟷螂生(かまきりしょうず)とは、初夏になると秋の内に産み付けられた卵から、かまきりの幼虫が孵化する頃。
子供の頃、家に持ち帰ったカマキリの卵がワッと何百匹も出てきて怒られた経験のある方もいらっしゃるはず。かまきりは、交尾時にメスがオスを食い殺してしまうこともあり、子孫を残すために一生懸命です。
かまきりは、稲や野菜には攻撃せず害虫を捕まえてくれるありがたい存在です。
次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)2024年6月10日~15日
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)とは、ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。日本では約40種の蛍が本州以南に生息し、世界に蛍は2000種近くもいるとか。
この頃の日本の蛍はゲンジボタルで、5月~6月頃に孵化します。孵化した蛍は、水辺の近くの草むら等から幻想的に光ります。
末候 梅子黄(うめのみきばむ)2024年6月16日~20日
梅子黄(うめのみきばむ)とは、梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃。
梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くこともありました。
この時期、スーパーに行くと梅がたくさん売られています。梅シロップや梅干し、梅酒など梅仕事を楽しむのも良いですね。
「芒種」の時期のおススメ食材
- トマト
トマトは、今では通年出回っていますが、味が最もよいとされるのは春〜初夏のものです。日光をたくさん浴び比較的乾燥した気候で育ったトマトは、特に糖度が高く味が濃くなるそうです。また、トマトというと「夏野菜」というイメージがありますが、本来高温多湿での栽培に向いていないため、真夏は味が落ちるそうです。
また、トマトの赤色にはリコピンという成分が含まれ、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど栄養価も高いと言われています。
昨年末から習いだした発酵料理で先月「トマト麹」を作り、トマト麹を使ったサラダチキンが絶品!今年の我が家の定番になりそうです。
- ビワ
初夏に収穫される路地物は店頭に並ぶ期間は短いですが、季節を感じやすい果物で、収穫後はどんどん味が落ちていくので、採りたての新鮮なうちにいただきたいものですね。
- オクラ
オクラは、ネバネバ成分のペクチンと食物繊維を多く含むムチンには、整腸作用がありストレスで弱ったお腹の調子も整えてくれ、免疫力を高めてくれます。
旬は6月から8月ごろです。オクラの花は朝早くに咲きます。薄黄色のとってもきれいな花です、機会があれば早起きしてみてみてください。
- カツオのたたき
気血を補って精を養う効果があり、ショウガやミョウガなどたっぷり添えることで、胃腸の負担を減らせます。
香りのいい薬味を食べるとイライラの解消にもなります。
「芒種」の時期のおススメの花
- クチナシ
クチナシの名前の由来は、熟しても実が開かないことから「口無し」と言われるようになったそうです。クチナシの実からとれる黄色い色素は料理の色付けに使われます。よく知られているのは、黄色いたくわんです。
花の時期は6月から7月。実は10月から11月ごろです。
- アジサイ
手まり状に咲いているのが西洋アジサイ、額縁のように周囲にだけ花が咲いているように見えるのがガクアジサイです。花の色は土の酸性度に影響されます。土が酸性だと青、アルカリ性だと赤、中間だとピンク〜紫の花が咲きます。日本は火山地帯なので弱酸性の土が多いため、青や紫が主流となっています。以前、鎌倉にある「アジサイ寺」の愛称を持つお寺にいったことがありますが、アジサイの名所で鑑賞するのも素敵ですよ。また、切り花や鉢植えをお部屋に飾るのもおススメです。最近では少し小ぶりの可愛い鉢植えも登場しています。
最後に
本格的に梅雨に入り、蒸し暑い日が増えます。湿度が高くなるこの時期は胃腸が弱まりやすい人は特に注意しましょう。
軽い運動で汗を出すなど、体に湿気が溜まらないように水分代謝をよくするようにすることが大切です。
梅雨入りして困るのが洗濯物。洗濯機の乾燥モードで乾かすか、浴室乾燥があれば使いましょう。容量が限られているので室内に干すときは、扇風機を使うことで意外と早く乾いたりします。
室内干しの注意点の一つ『カーテンレールに干すのはやめときましょう!』カーテンに水分や部屋干しの匂いが移ったりカビの原因にもなります。
お部屋の匂いが気になるとき、ハッカ油スプレーおススメです。(もう一度掲載します)
【ハッカ水の作り方】
・ペットボトルなどの容器に水100mlとハッカ油を1滴入れる
・ハッカ油と水をよく振って混ぜる
・もう100ml水を加え、よく混ぜる
*注意点
・赤ちゃんや幼児いる家庭、大人の方で肌が弱い方は、肌荒れをおこすことがありますので、なるべく薄めて使用してください。
・ペットを飼っているご家庭は使用しないでください、
発酵×開運ライフデザイナー|春風ほの香