8月8日に起きた、宮崎の日向灘を震源とする地震の発生から南海トラフ地震の注意報が発令され、改めて防災グッズを見直しました。
そこで、家に備蓄するもの・持ち出しリュックなど本当に必要なモノと保管場所考えました。
防災グッズ、備蓄用と持ち出し用の備え方
防災グッズ、備蓄用と持ち出し用で分けて備えのが良いでしょう。
- 備蓄用は、家で救助が来るまでの数日間を過ごせる量
- 避難場所に移動して過ごすための持ち出し用
*首相官邸HPに出ている『災害の「備え」チェックリスト』参考にしてみてください。
家で救助が来るまでの数日間を過ごすための備蓄品
1.飲料水・・・一人1日3リットルを目安に、3日分を用意
*飲料水は、飲用と調理用を含めた生活用水を指します。トイレやお風呂は地震などで配管の破損も考えられ、水を流せない可能性があるので、非常用の簡易トイレを準備しておくのが良いです。
また、ためた水は大腸菌など雑菌が繁殖する可能性があり、災害のストレスなどで免疫が落ちた状態で病気にかかりやすくなるので、使用する場合は細心の注意が必要です。
2.食料品・・・水を注ぐだけ・温めれば食べられるご飯、備蓄用パン、ビスケット、ようかんなど、一人最低 3日分の食料を用意
*ライフラインが使用できないことを考え、長期保存できるパンのように調理不要のものや、レトルト食品などカセットコンロで温めて食べられるものを中心に用意をしておきましょう。
子供用には普段から食べなれていて賞味期限が長い食べ物(できれば甘い物)、高齢の方にはおかゆのレトルトなど、消化のよい食品があるといいですね。非常食を特別に準備するより、普段使う加工食品を多めにストックし、定期的に消費するローリングストックで賢く備蓄しましょう。
3.カセットコンロ
災害時でもお湯が沸かせると生活が大きく違います。ガスが止まっても温かいものが食べれる、お湯でぬらしたタオルで体を拭いたりさまざまな用途に使えます。
4.電力を確保・・・非常用バッテリー、LEDランタンなど広範囲を照らす照明、懐中電灯
*災害時は、情報収集やSNSでの情報交換など、スマホが生活に必須のアイテムとなっっている現在、防災に“電力の確保”は欠かせません。モバイルバッテリーのほかに、小型家電にも使用可能な大容量バッテリーがあると安心です。最近では災害時でも電力が確保できるように、太陽光発電や蓄電池を備えた住宅や、電気自動車なども非常用電源として活用されたりしています。
また、照明器具は懐中電灯だけでなく、周囲を照らせるランタンを備えておくと家の中で過ごす場合でも便利です。なお、ロウソクは火災の危険性があるため、自宅で使うときは十分な注意が必要です。
*避難所では使用できません
5.現金・・・小銭を中心に2万円ほど
停電が長引くと、電子マネーによる決済ができません。また、ATMが使えないといった事態も起こるため、インフラ復旧まで現金が必要になる場合があります。
小銭を中心に2万円ほど、手元に置いておくと安心です。*持ち出し用と分けて入れて置いておく方がいいですね。
6.衛生用品・・・救急用品、生理用品
包帯やばんそうこうなどの救急用品、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生用品、生理用品は普段のストックの一部を備蓄品に。ウェットティッシュ、手指消毒用アルコール、マスク、体温計
持病がある方は、必要な薬を1週間分は準備しておきましょう。
持ち出し用
1.飲料水・・・一人当たり500mlのペットボトル2本くらい
2.食料品・・・レトルトなど移動時に重くないモノ。
*避難所ではほかの人と同じ食事をした方がトラブルを招かずに済みます。
3.救急用品・・・ばんそうこう、包帯、個包装アルコール綿、常備薬など
4. 衛生用品・・・マスク、手指消毒用アルコール、ウェットティッシュ(消毒可能なもの)、体温計など)・生理用品
5. ヘルメット、防災ずきん、軍手、ヘッドランプ
*なるべく暗いときの移動は危険なので避けた方がいいのですが、暗い場所を移動するときに周囲を照らす照明は「転倒の防止、子供の手を引くことも可能」両手が自由になるヘッドランプがおすすめです。
6. 携帯ラジオ・・・最近ではソーラー多機能ラジオが便利です。予備電源としてスマホの充電ぐらいはできます。
7. 防寒用アルミシート・・・冬場であれば防寒用になり、避難所での目隠しとしても使えます。
8. 携帯タオル・・・水を数滴落とせばタオルになります。100均で購入可能サイズもいろいろあります。
9. 安眠用品・・・耳栓やアイマスク
*避難所では、今までの生活とは違うためストレスを少しでも軽減するのに使用すると良いでしょう。
10. 衣類・・・下着など。服は、季節によって入れ替えましょう。
*旅行用の圧縮袋を使用すると良いでしょう。
11. 乳児のいる家庭・・・ミルクや紙おむつ、哺乳びんなど
*避難所では、子ども用の食品や生活用品は十分でないので、自分たちで準備しておきましょう
非常時すぐに取り出せる収納場所も大事!
備蓄品はパントリーなどに置くのがいいですが、防災グッズの置き場所は、分散しておく方が安心。
家具が倒れた、扉が開かないなど想定外のことも置きます。なので、玄関近くとかリビングや寝室など分けておきましょう。
庭の物置や車庫など、直射日光が当たらず、温度変化も少ない場所に備蓄品を置けるのであればおいて置きましょう。
防災袋は玄関、緊急用持ち出し袋は枕元に
緊急用持ち出し袋は、スマホなどと一緒に枕元に置くのがベスト。避難時は、枕元の袋とスマホを持ち、玄関近くの防災袋に入れれば、最短距離で外に出ることができます。
緊急持ち出し袋に入れておくもの
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金)
- 常備薬(持病でいつも飲む薬は、常備薬と混ざらないように袋を分ける)
お薬手帳も避難所で診察してくれる際に医師が病状を把握しやすくなります。お薬手帳と一緒に渡されるお薬一覧を薬の袋に入れておくのも良いでしょう。 - 医療関係備品(健康保険証、お薬手帳)
- 懐中電灯
私の工夫してること
私は、防災袋に入れたままにはできないけれど、持ち出す必要があるものは、小さめの袋に入れて枕元に置くようにしています。
我が家は、要介護5の主人がおり、近くには80歳を超えた実家の母もいます。
もし、主人や母が在宅時に災害が起きた場合、避難所には行けません。そのために備蓄品は、1階と2階に分け定期的に薬なども入れ替えて保管しています。
元旦に起きた能登地震の時は、ほんとドッキリしましたが、長男が帰省していたので何かあっても人の手がある心強さを実感しました。
こうした備蓄品や持ち出し袋がうまく収納できるように、これから戸建住宅を建てる方は、パントリーや玄関にシューズクローゼットを広めに確保するといいでしょう。また、庭に倉庫を設けることが出来るといいですね。
私が体験した「阪神淡路大震災」からのちいくつかの災害があり、いろんな防災グッズも進化していますし、情報も沢山出ています。今回私が上げたリストも参考に各家庭にあった防災グッズを揃えてください。
あと、アウトドア用品があるおうちは、そちらも活用しましょう。我が家も息子が使っていた寝袋や簡易ベットや椅子、飯ごうをまとめています。
番外編
以前、ラジオ番組で「防災ボトル」の話をしていました。ちょっと聞きなれなかったのでググってみました。
そしたら、よく見かけるプラスチック製のボトルに外出時に被災した場合に役立つグッズを収納したモノでした。
これは警視庁警備部災害対策課のX(旧Twitter)での投稿こちらをご覧ください。そして、私も真似てみようと普段私が持ち歩く簡易防災グッズを出した時点でボトルに入らないのでやめました(笑)
ちなみに、下の写真が私の簡易防災グッズです。荷物多い族は、こういったモノも持ち歩いております(笑)。
日帰りで遠方に行くときなど、車移動の時は車に乗せてるのでこれは持っていきません。
開運ライフアドバイザー|春風ほの香