二十四節気「大雪」
「大雪(たいせつ)」とは本格的に冬が到来するころ。
山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もりはじめるころを言います。
陽はさらに短くなって寒さが増し、冬が深まっていきます。
大雪のころになると冷たい空気からなる大陸の高気圧が優勢となり、西高東低の冬型の気圧配置の日が多く現れるようになります。西高東低の冬型の気圧配置になると、日本付近の上空にも強い寒気が南下するようになり、日本海側の山沿いや平野部でも雪が降ったり、各地で池や川に氷が張ったりします。
大雪の約2週間前に小雪(小雪がちらつき始める頃)があり、大雪の約2週間後に冬至(一年で最も昼が短い日)があります。
初候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」2021年12月7日~11日
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)とは、天地の気が塞がれ、真冬となるころ。空は重い雲に覆われ、生き物は活動をひそめています。塞ぐという言葉は、寒さから人々を守るという意味でとることもできます。
- 季節の魚介 ぶり (旬は12月~2月)
- 季節の野菜 大根 (旬は11月~2月)根に近いほど辛く、真ん中部分は甘みがあるのでふろふきに、葉に近いところはおろしや生食向け。
- 季節の行事 針供養 縫物が上達するようにと、曲がった針や折れた針を柔らかい豆腐やこんにゃくにさして感謝を捧げ近くの神社に納めます。
次候「 熊蟄穴(くまあなにこもる) 」2021年12月12日~17日
熊蟄穴(くまあなにこもる)とは、熊が冬ごもりの時期に入り穴にこもる頃。春になるまで、穴の中で過ごしますが、もちろん熊だけではなく、コウモリやリスやネズミ等も冬眠に入る準備をします。
- 季節の言葉 正月の事始め (12月13日)新年を連れてくる年神様を迎える準備を始める日
- 季節の魚介 牡蠣 (旬は11月~3月)
- 季節の野菜 ねぎ (旬は11月~1月)
- 季節の草花 椿
- 季節の行事 赤穂浪士の討ち入りの日と言うことで、ゆかりの地では赤穂浪士四十七士に扮した討ち入り装束姿の義士隊が街を練り歩きます。
末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」2021年12月17日~21日
鱖魚群(さけのうおむらがる)とは、鮭が川を遡上する頃。川の上流で生まれた稚魚は、海へと下り、数年かけて産卵のために自分の生まれた川へと戻ってきます。この頃には、迫力のある遡上を見ることができます。
- 季節の魚 鮭
- 季節の野菜 韮 (旬は冬~春)
- 季節の行事 浅草寺の羽子板市 羽子板は邪気を跳ね返すとして、女の子の成長を願う縁起物とされています。
街に出るとクリスマスのイルミネーションがきれいです。忙しさの中にもちょっとしたリラックスが出来るようにしましょう。
最後に
冬至までにしておくこと良いこと。
22日の「冬至」までは、陰の気が強くなりそのあと少しずつ陽の気に転じていきます。
なので「冬至」までにできれば大掃除を済ませておきましょう。
大掃除は、陽の気に転じてくるときに新たにスタートできるための準備だと考えてください。
早めにスタートした大掃除は、不要なモノの処分はもちろん、ため込んだメルマガ・メール・連絡を取ってない人の連絡先などの整理もしていきましょう。
情報の大掃除をすることで、新たな情報を素早く上手にキャッチできるようになります。
私事ですが、この度本を発売することになりました。Amazonで予約可能です。
夫の介護のことをエッセイ?日記風?に書いていますので、読んでいただけるとうれしいです。
50代からの快適lifeアドバイザー|春風ほの香