ここっちライフ

兵庫県明石|風水・片づけ・発酵アドバイザー

実家の片付けどこから始める?

約4分
実家の片付けどこから始める?

今週末からシルバーウイークですが、お盆に帰省をこの頃にずらす方もいるかと思いますが、そんな帰省した時に話題になるのが「実家の片付け」だったりします。

昨今「生前整理」「終活」「家じまい」などいろいろ話題になり親世代も気にはなっていると思われます。なんですが、親世代の中にはモノがない時代に育った方もいるので、いきなり片付け出すと親と衝突する場合が多々あります。そこで親と揉めづスムーズに片づけの進め方をお話します。

自分のモノを片付ける

まずは、実家の自分の部屋に置いている(置きっぱなしになってる)モノを片付けていきます。ただし注意が必要なのはそんな使っていない部屋に親が荷物を置いている場合です。その時は親のモノには触れません!あくまで自分のモノだけを片付けます
「なんでここにおくかな~」の気持ちはグッとこらえてください。(理由は下記に各理由と同じです)

なぜ生活をしている場所ではないところから始めるかは、次の理由からです。
・モノの価値観の違う親と喧嘩をしない為
・子供に終活を催促されているように感じさせない為

普段離れて生活していて親たちは、自分たちの生活ペースにあった片付けをしています。それをいきなり変えられてしまうと親もいくら自分の子供でもいいかがしませんよね。

キッチン・洗面所

自分の部屋を片付けた後、次になぜこの二箇所かと言うと、親と一緒に片づけをするにもモノの判断がしやすいからです。食品に関しては「賞味期限・消費期限」があるので手放しやすく、ストックの量もわかるからです。
なんですが、ここでよくあるのが「期限が切れていても空けてないから大丈夫」と言う方がいます。その場合は「これから使おう」と言うか、自分が持って帰って使うか手放してください。期限切れのモノが多い場合はストックの量が把握されてないので「管理できる量だけにしよう」と話して、開封した日などを書いてみるのも良いかと思います。

リビング・階段・高い場所

第一関門。
リビングと階段・高いところの片付けをおすすめするのは、モノが多い家であると次のような事故が起こる恐れがあるからです。

・床においてあるものにつまずいたり、すべったりし転倒してケガをする
・床においてあるものが原因で生活動線が悪くなったり(狭くなり)、災害時に逃げられなくなる
・高いところにモノを置いていると落下してケガをする。または、高いところのものを取ろうとして転倒し骨折

これらのことを親に話すことで、親に片付けの説得をしやすくなるからです。

*去年、実家の母が膝の手術で入院している時、高い所のモノを取ろうとして台から転倒し、骨折した人が次々入院してきたと話していました。

押し入れ・収納庫

第二関門。
押し入れにはお布団がたくさん入ってる(うちの実家だ~)、何が入ってるかわからない引き出しボックスが…
ここでは基準を設けてみてください。
・一年以上使っていないモノ
・最後に使ったのがいつか分からないモノ
・明らかに使えないモノ

ここで、お布団を手放すかおいて置くかで揉めることがあります。その時は「最近家に泊まりに来た人いた?」など問いかけてみてあげてください。それでも手放せない場合は、古いモノから手放すように話しましょう。

収納庫も同じですが、こちらは開かずの扉(めったに開けない)の場合、湿度などによってカビとか臭いがあったりする場合があるので、逆に手放しやすい時があります。

最後に

先日、弟の33回忌の法事を済ませ、弟がなくなった高知にずっと行きたがっていた母を連れて行ってきました。しかし、母が最後に高知に行ってから20年近く行っていなかったので、あたりは様変わりしているようでしたが、母の気持ちの整理は少しついたようでした。モノの整理も大切ですが、気持ちの整理も大切です。親世代は親世代の思いがありますので、なかなか片付かないと焦らずに寄り添ってあげてください。
我が家も数年前に実家の片づけを試みましたが、キッチンの引き出しに仕切りを入れて少し整えただけで「いろいろ捨てた」と言われてから私はノータッチです。(一緒に片付けたにもかかわらず)ただ、私の家に来ることでモノに囲まれた生活が窮屈なことに気がついたようで、自分で気のすむように今は片付けつつあります。

どうしても進まない場合は、プロに頼んでみてください。第三者と言うことは意外と聞く場合がありますからね。
私もお片付けのプロの一人、ご相談・お問い合わせ承っております。問い合わせ先はこちら

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